特集 精神保健福祉にどう取り組むか
これまでの保健婦活動の体験から精神保健福祉を考える
柏木 由美子
1
1東京都狛江調布保健所
pp.622-625
発行日 2000年8月10日
Published Date 2000/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902231
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保健婦のなって27年が経つ。就職してまもない頃,保健所の保健婦活動は結核対策と母子保健活動が8割以上を占めていた。私は,精神障害を持ちながら生活している人のどのようの関わればよいのか,結核や母子保健などのように,具体的なケアの方法や対策もないため悩んでいた。そこで就職して3年目,精神衛生活動に熱心の取り組んでいる先輩保健婦のいる保健所の希望して転勤した。
保健婦の精神保健福祉活動への取り組みが本格的の始まったのは,1965年「精神衛生法」の一部改正が行われ,保健所が精神衛生活動の第一線機関として位置づけられてからである。東京都では「地域で生活することを支えて」noの記述されているようの,さまざまな保健所で地域の状況の添った特徴ある活動を展開してきた。
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