特集 いま保健活動を伝えたい
福祉の中で保健婦活動を伝えたい
斎藤 眞理子
1
1鹿沼市役所
pp.1088-1089
発行日 1996年12月10日
Published Date 1996/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901487
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はじめに
高齢社会を迎え,寝たきり・痴呆性老人対策が大きな課題となり,福祉部門での保健婦活動への期待が高まっている。私の勤務する鹿沼市でも,数年前から福祉部門への保健婦配置の要望があった。平成8年4月に保健センターに2人の保健婦が増員され,保健部門から1人の保健婦が福祉(高齢対策)配属になった。
初めてのことなので,保健婦の専門性を生かした福祉での保健活動について,役割を明確にし,福祉部門の職員にも理解を得る必要性を感じた。そのため,保健婦の力量形成を目的とした職場内の研究会で,福祉部門での保健婦の役割について検討を重ね,結果を管理職や福祉部門職員にも提示し理解を得たうえでの配属となった。
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