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連載 海外文献紹介—東京大学医学部地域看護学教室からの発信・5
熟練保健婦によるエンパワーメントと強制措置の実践
Joyce V. Zerwekh : The Practice of Empowerment and Coercion by Expert Public Health Nurses, Journal of Nursing Scholar, 24 (2), 101-105, 1992.
斉藤 恵美子
1
1東京大学医学部健康科学・看護学科地域看護学教室
pp.399-405
発行日 1996年5月10日
Published Date 1996/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901361
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この論文は,暴力と虐待から子どもを守るための必要性を政策化するためと,家族のセルフケア能力を向上させるための保健婦活動の役割を述べたものである。熟練保健婦の事例(N=95)の質的研究をとおして,これらの一見して直接的にはつながらない活動には,共通する援助関係が見出された。このように,表面的には関連のみられない実践活動のなりたちを明らかにする試みは,社会倫理としての机上での適応よりも,むしろ地域の実践活動に適応していると考えられた。
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