特集 これまでの保健婦活動と地域ケア・コーディネーション
ケア・コーディネーションにおける保健婦リーダーの役割—在宅ケア,訪問看護事業を実施して
後藤 幸子
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1西宮市福祉局保健事業課
pp.784-788
発行日 1994年10月10日
Published Date 1994/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901007
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はじめに
兵庫県西宮市では平成元年度より保健衛生行政を担当する健康管理課とは別に,福祉局に保健婦18名で構成する保健事業課を設置し,在宅ケアサービスに直接関わる保健婦活動を行ってきた。
保健婦は,在宅寝たきり老人らの要援護者に対して在宅ケアサービスを提供するに当たり,ケースワーカーやホームヘルパーなど福祉担当職員,訪問看護婦,理学療法士らとの同伴訪問や連携,また,医師会,歯科医師会とも密接な連携をとりながらケアコーディネートを行っている。「保健婦の知識を福祉に生かし,医療との連携を図る」ことで,文字通り保健・福祉・医療の連携そのものを実践しているところである。
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