特集 会議の企画と運営—日常活動のモヤモヤから抜け出すために
会議メディアで効果を上げよう
藤内 修二
1
1大分県中津保健所
pp.606-611
発行日 1994年8月10日
Published Date 1994/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900971
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一口に会議と言っても,課内会議のような内輪の非公式なものから,老人保健福祉計画策定委員会のような政策決定に関わる公式なものまで,さまざまである。会議の種類や参加者によって,伝えるべき内容やレベルも異なり,メディアの種類についても配慮が不可欠である。こうしたメディアの選択やその準備以上に重要なことは,会議が何を討論するために行われるのか,どんな決定(議決)を行うために行われるのかを明確にすることである。会議メディアは議論を円滑にし,より適切な議決を可能にするために必要なものであるが,会議の目的が明確でなければ,どんな会議メディアを用意しても,有意義な会議とはならない。
会議メディアには,参加者1人ひとりに配布する資料(配布資料)から,スライド,オーバーヘッドプロジェクター(OHP),ビデオに至るまでさまざまである。本稿では,それぞれのメディアを準備する際の留意点や会議での使用におけるポイントについて解説する。
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