特集 活動計画は生かされているか—日常活動のモヤモヤから抜け出すために
業務計画は生かせないか
櫃本 真一
1
1愛媛県保健環境部保健指導課
pp.516-522
発行日 1994年7月10日
Published Date 1994/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900954
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はじめに
活動計画のモヤモヤから抜けだそう
モヤモヤ感は,やらされ仕事,中途半端に終わる活動などが多いことに比例する。保健婦がいま関わっていることを整理して,その意義を確認し,意義の確認できないものについては割り切って適当に処理するか,または意義のあるものに改善するか選択し,中途半端などっちつかずの対応はやめることである。意義を感じれば,やりがいは自ずと生じ,成果と満足感を得られると共に,モヤモヤ感や忙しさ感は吹っ飛ぶのである。
そのためには自分の周囲にどれだけ意義の見つけられないものを減らすか,どれだけ意義を感じるものを積極的に増やすかが鍵である。やらないよりやった方がましだとか,事業があるからやるなどといった,目的意識不明確で成果の期待し難い「ノルマ」のような,評価できないその場限りの仕事は極力減らしたい。何気なく日常用いている活動計画(以下,業務計画と表す)を生かすことが,その手段となりえないか提案したい。
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