シンポジウム 地区のニードと保健婦業務計画—第21回日本公衆衛生学会第6分科会
都市における保健婦業務計画
谷口 智子
1
1東京都淀橋保健所看護係
pp.28-32
発行日 1965年2月10日
Published Date 1965/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203307
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渋谷区の地区概況
私はつい最近,淀橋保健所に転勤になりましたのですけれども,抄録も出してございますので,渋谷保健所の業務計画に置き換えまして,ご報告させていただきたいと思います.時間がございませんので,地区の概況も大雑把にご説明したいと思います.
渋谷区は,世帯が9万世帯ございます.人口は28万人でございまして,人口構成は,15才から30才をピークといたします都市型を有しております.それから,妊娠届け出は5,000件ございまして,その中での妊娠死亡が3件ございます.死産は439件で,率が9.91でございまして,全国平均よりも高うございますし,特にこの中で,非嫡出子である死産が,だいたい45%ぐらいございますのも,1つの特長かと存じます.出生数は3,990で,率が14.8でございます.未熟児が330で,出生頻度からみますと8.3%,乳児死亡が62件でございまして15.5でございます.
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