特別寄稿
保健婦か進めた地域活動としての「生き生きと体を動かす会」—地域でガンバル保健婦さんへの応援歌
内田 和浩
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1北海道大学大学院教育学研究科博士後期課程(社会教育研究室)
pp.455-459
発行日 1994年6月10日
Published Date 1994/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900941
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はじめに
北海道では1990年の「社会教育研究全国集会」を契機に,「北海道健康学習ネットワーク」*1)が結成されており,地域における「健康学習」を保健婦と社会教育職員が共同で展開していくための学習の輪が広がっています。「健康学習」といえば,『健康学習とその展開』(勁草書房,1990))などの著者である松下拡氏(元長野県松川町社会教育主事)の克明な記録と実践分析研究が有名ですが,この「北海道健康学習ネットワーク」にも松下氏が顧問として参加しています。
このように「健康学習」は,現在では重要な社会教育実践の1つとして注目を浴びており,社会教育研究者による本格的な分析研究も行われています*2)。私自身も「健康学習」に対して大いに関心を持っており,現在は,札幌市の保健婦さんの学習組織である『木曜会』に参加して,「保健婦の地域保健活動を社会教育実践として展開していくにはどうしたらよいか」をテーマに,一緒に学ばせていただいています。
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