特集 効率性からみた保健婦業務—日常活動のモヤモヤから抜け出すために
保健婦業務と効率性
盛永 宏子
1
1富山県魚津保健所
pp.291-295
発行日 1994年4月10日
Published Date 1994/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900909
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はじめに
今まで,保健所の地域保健活動の展開は,国や県の方針を受け,公衆衛生の第一線機関として,住民の実態や要望に合わせて作り変え実践してきた。一方,住民が求めるサービスは多様化し,それに対し市町村を主体とした独自の活動も展開している。私たちは,住民により良いサービスを提供するため,他職種との連携の強化や企画に相当の労力を費やしてきている。しかし,一旦そのプロセスを踏むと,その後は大変に効率よく活動が展開されることを体験してきた。
効率性を考えるには,さまざまな考え方もあると思うが,保健所・県庁・病院勤務での保健婦業務を通じての私の視点で,住民のニーズの把握,活動の方法,記録の保管と活用を中心に効率性を考えてみたい。
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