特集 効率性からみた保健婦業務—日常活動のモヤモヤから抜け出すために
業務の見きわめ方
中俣 和幸
1
1鹿児島県屋久島保健所保健衛生課
pp.272-277
発行日 1994年4月10日
Published Date 1994/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900906
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そもそも保健婦業務とは
「保健婦業務指針(保健所)」1)によると,「住民の求める保健婦活動を進めるためには,住民の保健需要を十分に把握し,住民と共に解決にあたることが必要である」と述べた上で,表1のように保健婦活動の実際について項目立てて述べている。また,対象事業別(例:母子保健,精神保健,難病対策,他)で保健婦業務を整理して考えることも,これまでいろいろな議論の中でとらえられている手法であることは周知のことである。
さて,筆者も保健婦と一緒に保健活動に携わることが多く,その活動を通して気づいたこと,考えたことなどを今回は述べて,「業務の見きわめ方」について私見を提案してみたい。
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