特集 公衆衛生はどう変わるか—保健所法改定を機に
[保健所法改定とこれからの地域保健—コンシューマーの立場から]
良質なコミュニティケアづくりを
滝沢 武久
1
1全国精神障害者家族会連合会
pp.952-953
発行日 1993年10月25日
Published Date 1993/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900811
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全国の精神障害者とその家族が日頃,保健所,市町村の保健婦諸姉に相談や訪問で指導や助力をいただいていることに心からお礼を申し上げたい。現在の私の立場(保健所などソーシャルワーカー歴13年)で考えていることを述べます。
現在,本会の単位会1200余のうち,病院家族会257を除いた約950の地域家族会があり,保健所や市町村の保健婦の協力・指導を受けながら家族会例会に地域作業所運営などに活動しています。昭和40年の精神衛生法改正以来,地域精神衛生活動の一環として,精神医療界の激しい論争下でも家族会の育成活動が活発となり,着実に増えて近年,地域の社会的・職業的リハビリテーションの担い手として重要な役割を果たしています。
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