特集 職場における研修
OJTにおける所長の役割—和田山保健所の実践を通して
小亀 正昭
1
1兵庫県三田保健所
pp.440-444
発行日 1993年6月10日
Published Date 1993/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900703
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はじめに
兵庫県の北部,但馬地方の南に位置する和田山保健所は養父郡4町,朝来郡4町を管轄するL5型の保健所である。管内の面積は山地を中心に825.76km2に及び,人口は年々減少して,平成5年2月1日現在6万8066人,年齢65歳以上の老年人口割合は22.5%で,県平均の12.5%を大きく上回り,最も高齢化の進む大屋町では29.8%に達している。このように高齢化と過疎化が著しく進展する一方で,豊かな自然環境を利用した地域活性化が図られようとしている地域にある一保健所が取り組んだ事例を通して,OJTの重要性ならびにOJTにおける所長の役割を考える。
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