特集 老人保健事業第三次計画と老人訪問看護制度
[老人保健事業第三次計画への取り組み]
「寝たきりゼロ作戦」に生かす脳卒中情報システム
村岡 芳子
1
,
菅野 頴一
2
1山形県環境保健部保健予防課
2山形県衛生研究所
pp.810-815
発行日 1992年9月25日
Published Date 1992/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900581
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はじめに
山形県の脳血管疾患死亡者は,長年,県内死亡原因の首位の座にあったが,年々減少し1983年には悪性新生物により,また1988年には心疾患により抜かれ,現在では第3位となっている1)。
脳血管疾患死亡率の減少は全国的な傾向であるが,本県の死亡率は過去同様,現在においても全国の高位にある。また本疾患は,最近社会問題化している寝たきりや痴呆の主要原因疾患でもあり,その予防対策は県保健衛生行政の最重要課題の1つとなっている。
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