特集 保健婦の自己啓発と能力開発
自主活動による研究会
7ページにこだわった10年間「西浜を語る会」世話人会
田中 幸子
1
,
福嶋 真樹
2
,
菊池 優子
1
1青森県鰺ケ沢保健所
2青森県弘前保健所相馬村
pp.607-611
発行日 1992年8月10日
Published Date 1992/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900539
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はじめに
昭和57年春,秋田県境の岩崎村に駐在していた田中は,しばらくぶりで,新採用の保健婦と一緒に仕事をすることになり,15歳の年齢差をもって,お互いに一人前の保健婦として仕事をするためには,どうあればよいかと悩んでいました。それぞれに,担当地区があり,住民が保健婦を選ぶことができない仕組みになっている現状では,先輩もしっかりしなければなりませんが,新人も大変なことを期待されているのだ,という思いがありました。
3か月すぎた7月3日,保健所管内の保健婦だけの親睦旅行で十二湖へ行き,酒を酌み交わしながら,先輩に何を期待するか,この3か月はどうだったかを新人たちに語ってもらいました。先輩たちは,子供連れの参加が多く落ち着かない人もありましたが,採用時の思い出と今の心境を話し,お互いに心に残る夜となりました。
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