クローズ・アップ
男も女も育児時間を!関西育時連世話人 味沢道明氏
河合 蘭
pp.357
発行日 1991年5月25日
Published Date 1991/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900311
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昨年6月厚生省が,1989年の合計特殊出生率が史上最低の1.57であることを発表して以来,「1.57ショック」は論議を喚びつづけている.出生率減少の要因は複合的なものであるが,女性が産みたくても産めない状況にあるのは確かである.仕事をもつ大半の女性にとって,出産は「仕事+家事+育児」を一人で背負うことを意味する.家事,育児を分かち合うはずの男性は,どっぷりと「会社人間」の生活を送っているのだから.
育児時間の保障をキーワードに,人間らしい暮らし方を模索する「男も女も育児時間を!連絡会(育時連)」ができたのが10年前.東京の育時連に呼応して2年前に関西育時連が結成された.
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