発言席
子供のムシ歯は,誰の所為?
松本 和子
1
1長崎県厳原保健所上県分室
pp.325
発行日 1992年5月10日
Published Date 1992/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900472
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肉体的にも精神的にも著しい成長と発育の途上にある乳幼児期は,将来に備えてよい食習慣をつけるためにも大切な時期です。
食欲不振,ムラ食い,遊び食い等の乳幼児期に特有な食行動上の問題が起こりがちな時期でもあることから,日常生活のリズムを整えたり,食事やおやつの時間を決めたり,外で元気に遊ばせることがよいのです。それに,消化器や消化能力が未熟なため,三度の食事だけでは栄養を満たすことができないので,おやつが必要なのです。しかし,その栄養補給のためのおやつが,菓子や甘味飲料になってしまっていることが,過疎地の離島にまで波及しています。
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