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育児学級「すくすく学級」—お母さん同士の仲間づくり 東京都多摩保健所
八木 保
pp.321-324
発行日 1992年5月10日
Published Date 1992/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900471
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“開かれた保健所”をスローガンに1990年8月,東京都多摩市に多摩保健所(管内人口約14万5000人,保健婦10人)が開設された。この地区の急激な人口増で,それまでの日野保健所永山保健相談所が発展解消したものである。開設にあたり長岡常雄所長をはじめとする保健スタッフは,地域の人たちができるだけ自主的に活動できる事業をめざし,保健相談所で実施していた事業の見直しを繰り返し行なった。
育児学級(すくすく学級,4か月から12か月までの乳幼児と母親が対象)も,育児相談を同時に行なっていたものを,育児学級にウエイトをおくかたちに変えた。身体計測を中止し,個別相談は希望するお母さんのみ別室で専門職がアドバイスする。そしてグループワークの時間を充分にとった。
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