連載 保健婦はおもしろい
元気がでる難病勉強会に関わって
松井 たか子
1
1大阪府堺市鳳保健所
pp.315
発行日 1992年4月10日
Published Date 1992/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900469
- 有料閲覧
- 文献概要
大阪府,堺市,東大阪市の保健所や療育センターで働いている保健婦たちで,1か月に1回,土曜日の午後に勉強会を始めて早10年が経過する。「あっしんど」と投げ出したい時も正直あったが,コツコツ続けてみて,今ごろやっと「ほんまに元気がでる勉強会や」と思えるようになった。
参加者は保健婦を中心に,ホームヘルパー,医療ヘルパー,鍼灸師,訪問看護婦など在宅ケアに携わっている人たちである。事例検討を主に難病の医学的な勉強,年金学習,日本の福祉や保険制度の学習,また私たちの難病勉強会のまとめ集「出会いふれあい」を発行するにあたっての文章教室など,多彩なプログラムをとり入れてきた。さらに特徴的といえるのは,難病患者会との連携と患者運動から学ぶ姿勢を持つということである。
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.