連載 チャート式事例検討のすすめ・3
県から提示された新規事業導入時の受け止め[2]
岩永 俊博
1
,
飯塚 奈緒子
2
,
安住 矩子
3
1国立公衆衛生院疫学部
2国立公衆衛生院専攻課程看護コース
3国立公衆衛生院公衆衛生看護部
pp.470-475
発行日 1991年6月10日
Published Date 1991/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900254
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はじめに
前回は,県から示された新規事業への取り組みの過程を通して,具体的に検討した内容を紹介しました。活字になった検討の過程を見ると,何の障害もなく,非常にスムーズに検討が進んだように見えます。しかし実際はみんなで,「そこのところはどうだったのだろうか」とか「なぜそんなふうに進んだのだろうか」とか,さまざまな問いかけがあり,疑問が出され,それを話し合っていくうちに,「そんなことかもしれない」「こうしなければならなかったのでは……」という意見が出され,それが積み重なって1枚のチャートができあがったのです。
今回も,同じ事例に基づいてもう少し検討を加えることにしますが,ここに紹介する内容も,そのような話し合いの要点をまとめたかたちになっています。
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