一頁講座 リハビリテーションにおけるコンピュータの応用・1
リハビリテーション領域におけるコンピュータの利用
土屋 和夫
1
1労災義肢センター
pp.77
発行日 1981年1月10日
Published Date 1981/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104479
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1.はじめに
大規模集積回路(LSI)や超LSIの発達により,コンピュータは急速に普及しはじめた.かつては雲上の存在のように,空調された室の中で冷厳な容姿で多くの人を跪づかせてきたコンピュータが,現在では図1に示すような,僅か15mm×35mm程度のむかでのようなケースにおさめられ,マイコンとかホーム・コンとか呼ばれて,個人用の情報処理装置として机上から人に奉仕する時代となってきたのである.
本講座では,この現状をふまえて,リハビリテーション領域における情報処理を中心としたマイコンの応用法を紹介する.はじめの数回は,コンピュータの働らきを理解してもらうために,その動作と取扱方の基本について解説する予定である.
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