特集 最近の保健婦活動 研究論文集[2]
老人保健事業における保健所保健婦の役割を考える
足原 美世子
1
,
荒川 芳江
2
,
兼瀬 律子
3
,
河原 豊美
4
,
斉藤 雅代
5
,
立花 節子
6
,
中西 淳子
7
,
松村 美智子
8
,
金子 仁子
9
,
安住 矩子
9
1神奈川県大和保健所
2愛知県師藤保健所
3熊本県松橋保健所
4広島県廿日市保健所
5新潟県巻保健所
6佐賀県武雄保健所
7京都府周山保健所
8富山県富山保健所
9国立公衆衛生院
pp.1030-1035
発行日 1990年11月25日
Published Date 1990/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900154
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はじめに
昭和63年の国立公衆衛生院「特別課程公衆衛生看護管理コース」のグループワークの中で,老人保健事業における保健所保健婦の役割について話し合った。メンバーが所属する県により,実施方法や考え方に違いがみられた。そこで,グループワークでは,一事例の健康診査にまつわる事業企画や,実施状況について検討し,老人保健事業を効果的に行なうために,保健所保健婦・保健所婦長には,どのような役割があるかに視点を当てて話し合った。
本稿では,その時に話し合われた内容を述べ,その後,地域保健将来構想検討会報告書や老人保健制度の見直しに関する中間意見が打ち出されるなど保健衛生行政の変化の中で,各々が職場に戻り考察を深めたことを加えて報告したい。
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