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事業所保健婦の生態
pp.69-71
発行日 1956年4月10日
Published Date 1956/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662201164
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敗戦後の多難な困情の中で公衆衛生は最も大きく進歩した分野の一つであると云われています.その中でも保健婦活動はめざましいもので,その業績は衆目の認めている所です.保健婦の職場は,保健所,国保,学校,事業脈等種々ありますが,此の度はその中の事業所保健婦の現状について多少調査した所を述べて見たいと思います.
全般的に見て事業所保健婦はどのような状態にあるでしようか.大変不安定な位置にあるという事が出来ると思います.保健婦は日々せい一杯の努力を続けても動きのとれない壁にばかり突き当り,いつかあきらめて無気力な勤務に落ち入つてしまつている.--という事が多くの保健婦の現状ではないでしようか.
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