特集 思春期保健と保健婦活動
地域と学校の総合的な精神保健活動を目指して—健全な思春期を願って
翠川 洋子
1,2
1長野県諏訪保健所
2岡谷保健所
pp.623-628
発行日 1990年8月10日
Published Date 1990/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900098
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はじめに
山紫水明の諏訪湖流域は長野県のほぼ中央に位置し,観光地でありまた新産業都市地域でもある。諏訪保健所は,諏訪湖の湖南一帯の湯量豊富な上諏訪温泉と東に八ツ岳連峰の裾野に広がる茅野市,富士見町,原村の保養地と農村地帯で人口12万3465人(平成2(1990)年4月現在)を管轄している。また岡谷保健所は岡谷市,下諏訪町を管轄し,この地域は諏訪湖の湖北一帯で精密工業,電機工業がさかんで県下一の人口密集地帯であり,人口は8万5859人となっている。
母子保健指標は過去5年間の平均値で,乳児死亡率は諏訪保健所管内7.3(人口千対),岡谷保健所4.4,周産期死亡率は諏訪保健所8.0(人口千対),岡谷保健所6.4である。65歳以上の人口は各々14.5%,13.6%である。
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