座談会
生活援助技術を考える(2)—厚生省看護研修研究センターでの学びから
堀川 奈津枝
1
,
小形 真弓
2
,
藤崎 こずえ
3
,
白土 孝子
4
,
坂本 絹子
5
,
塚田 ゆみ子
6
,
名原 寿子
7
1千葉県館山保健所
2帯広高等看護学院
3中村記念病院附属看護学校
4東京都立公衆衛生看護専門学校
5茨城県立水戸看護専門学院
6長野県公衆衛生専門学校
7厚生省看護研修研究センター
pp.326-335
発行日 1990年4月10日
Published Date 1990/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900054
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名原 学生が生活をみる力を養う過程で私たちが大事にしなくちゃいけないのは,私たちが学生1人1人を大事にするし,学生同士が大事にし合うという体験がベースになっていることを実感したということが皆の思いだということがよく伝わりました。
自分が認められない,意見が否定されるという体験からは他の人を受容しきれない,だから,学生時代に自分が認められて自分の意見をいう体験を積むことで,ほんとうに人の話が聴ける人が育つ。つまり,大事にする—される体験を学生時代に豊かにもつことが,その人の思いを含めた生活をみる力を養うことになるということですね。
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