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解説:在宅ケアシステムの一翼を担うことをめざして—自主グループ「むつみ会」(家庭看護教室卒業生の会)の活動
藤井 真子
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1東京都武蔵調布保健所狛江保健相談所
pp.234-240
発行日 1990年3月10日
Published Date 1990/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900039
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はじめに
高齢社会が進行している現在,寝たきり老人(最近はむしろ「寝かせきり老人」といわれる)。痴呆老人への対応は切実なものとなってきている。これらの人びとが住み馴れた街で安心して生き生きと暮らせるために,在宅ケアシステムの確立が急がれている。
狛江市健康課(以下「市健康課」と略す)と同社会福祉協議会(以下「社協」と略す),狛江保健相談所(以下「保健相談所」と略す)の三者が協同して実施している「家庭看護教室」(以下「看護教室」と略す)を卒業した方たちが自主的につくったグループ「むつみ会」の活動が,在宅ケアシステムの一翼を担えるように,今回これまでの経緯をまとめ,今後の方向性をさぐっていきたい。(なお,地域関係機関の連携については「公衆衛生」1990年5月号,「狛江地域における保健・医療・福祉の連携について」を参照されたい)
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