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TALK・トーク・とーく
浅野 育子
1
,
霜島 正美
2
,
峯島 栄
2
,
佐藤 徳子
2
,
湯沢 布矢子
3
1東京都世田谷区世田谷保健所
2新潟県燕市役所
3厚生省健康政策局計画課
pp.790-791
発行日 1989年9月10日
Published Date 1989/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207819
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- 文献概要
人間相手の仕事の難しさ
看護学生時代の私は,癌患者を受け持つことに抵抗があった。自分の生き方が浮き彫りにされるようでこわかったからだ。しかし保健婦になつて4年目の今,それは癌患者だけに限ったことではないとつくづく感じている。なぜなら私達は,生きている人,生活している人を対象に仕事をしているからだ。
生活体験の少ない私でも,保健婦として働く以上,必要なときに必要な援助ができなければならず,それは自分の生き方を問われることでもある。住民は私が成長するのを待っていてはくれない。
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