今月の2冊
―伊藤比呂美著―おなか ほっぺ おしり そしてふともも/―母子保健史刊行委員会編―日本の母子保健と森山豊—すべての母と子に保健と医療の恩恵を
小宮 敬子
1
,
山崎 節子
2
1東京都精神医学総合研究所
2静岡県修善寺保健所
pp.602-603
発行日 1989年7月10日
Published Date 1989/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207780
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改めて"母親とは何か"を考える
電車のなかでこの本を読んでいたとき,隣に友人が座ったことにまったく気づかなかったほど,夢中になっていたことを思い出す。
本書は,詩人としても活躍中の著者が,2歳と4歳の娘の,子育て体験を素材として書いたエッセイ集である。著者自身で書いた楽しいイラストが散りばめられ,自我と個性と欲求がムキ出しになったコドモの姿が,リアルに,生き生きと描かれている。
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