特集 保健婦の仕事を考える
第20回自治体に働く保健婦のつどい集録
第20回自治体に働く保健婦のつどいアピール
第20回自治体に働く保健婦のつどい京都実行委員会
pp.680-681
発行日 1988年7月10日
Published Date 1988/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207573
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第20回のつどいは,例年にない暖冬に恵まれ,1,360名の参加を得て成功裡に終わることができました。
私達保健婦をめぐる動きは,昨年4月末に出された看護制度検討会報告書にみられるように,高齢化社会に対応して,教育制度や資格,免許,働き方の見直しが行われ,臨調「行革」の基本方向となっている民間活力をいかに保健福祉サービスに取り入れていくか,この担い手として保健婦の役割が考えられ,憲法を暮らしの中に生かす職種の位置づけが,きわめてあいまいにされつつあります。また,9月には厚生省の地域保健将来構想検討会が発足し,保健所のあり方について63年度末に答申が出される予定で,保健所は大幅に統廃合されるとともに,保健医療情報センターとしての機能を果たす機関に変えられるのではないかということが予測され,公衆衛生が基本からきりくずされるという危惧が各方面から出されています。
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