研究
保健サービスに関する基礎的研究—住民の健康に対する意識と行動
水谷 信子
1
,
伊藤 かち子
2
,
鈴木 みちえ
3
,
中村 あき子
4
1静岡県立大学短期大学部看護学科
2静岡市南保健所
3静岡県天竜保健所
4福田町役場
pp.429-434
発行日 1988年5月10日
Published Date 1988/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207539
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I.はじめに
昭和58年2月に施行された老人保健法は,さまざまな立場の人びとから賛否両論の論議が唱えられたが,少なくとも法文上の精神は「健やかに老いるため」のものと言える。それだけに国民的なレベルで「健康とは」,「健康を維持し増進させるには」といった,人間の生存にとって最も基本的な「健康」に対する関心を高めたといえる。
私たち地域住民の保健サービスに携わる看護職にとっては,住民のそうした健康に対する関心を健康保持・増進のためにより望ましい保健行動へ結びつけるための働きかけが重要となる。
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