座談会
住民とともに生きる活動―バングラデシュとイギリスでの体験をとおして
斎藤 洋子
1
,
川口 恭子
2
,
石川 典子
3
,
石井 光子
4
1京都市成人病訪問指導業務
2JOCS派遣ワーカー
3東京都東村山保健所新生児訪問指導
4東京都練馬区大泉保健相談所
pp.674-689
発行日 1987年8月10日
Published Date 1987/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207364
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
私たち保健婦のあいだで「住民とともに」とか,「住民全体で……」とか言われるようになってから,ずいぶんになります。ところが,ふりかえってみますと,相も変らず「保健婦主体」「保健婦主導」の活動がつづけられているように思われます。
文化・生活・言語など,全てが異なっている所での活動には,「自分のものさし」だけでは通用しないという困難さがつきまといます。本日の出席者は,その困難さの中で悩みながら,「援助や「支えること」の意味を求め,かの地にあってそれぞれ努力をしてきました。そしてこの経験を,日本での保健活動に役立てられないものかどうか,という思いが,この座談会になったわけです。(司会・石井)
Copyright © 1987, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.