成人/調査
保健センターにおける糖尿病患者に対する健康相談・栄養指導の成果
川内 とめを
1
,
増田 美智代
1
,
恩地 一彰
2
,
中井 継彦
3
1福井県坂井郡丸岡町保健センター
2丸岡町役場
3福井医科大学第三内科
pp.148-156
発行日 1987年2月10日
Published Date 1987/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207288
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1.はじめに
福井県坂井郡丸岡町は,国の重要文化財である丸岡城を中心に,織布業と農業を主とした人口2万6千人の町である。最近は新興住宅団地をはじめ福井医科大学などの建設により人口が増加する一方,町内には国道8号線,北陸自動車道が通り,丸岡城を中心とした名所を訪れる観光客も増えている。
丸岡町保健センターは福井県で最初の保健センターとして昭和54年に発足した。発足以来毎月第1土曜日に一般健康相談を行って来た。健康相談の対象は,毎月の公報を見て来所した者や町内医師からの紹介患者等であった。年間利用延人数は昭和54年度72名,昭和55年度232名,昭和56年度190名,昭和57年度265名,昭和58年度269名と増加の傾向にある。なお,昭和57年度から住民の要望で,各地に出向いての移動健康相談も実施して来た。
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