特別レポート
看護制度改正問題に思う—公衆衛生の否定につながる看護協会の新たな案
菊地 頌子
1
1東京都江東区城東保建所
pp.1039-1040
発行日 1986年12月10日
Published Date 1986/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207257
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日本看護協会は,58年の総会で,長期にわたる准看制度廃止の運動に併せ,保助看各職種の養成制度の再検討を行い,21世紀の看護制度をめざすとして,保助看いずれの職種にもなり得る,4年制大学教育に看護制度を改正する方針を提起しました。
59年の総会では,「4年制で保助看の資格が得られるというのは教育のレベルダウンではないか」,「話しあいがまだ不十分だ」などの意見が出されるなかで採決が行われ,①看護の基礎教育は4年制の大学とする,②准看制度は廃止する,を決定しました。
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