特集 第18回自治体に働く保健婦のつどい集録
改めて仕事づくりの基盤を問う
分科会
乳幼児健診と母子保健法改正問題
山本 裕子
1
1代々木病院
pp.555-566
発行日 1986年7月10日
Published Date 1986/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207182
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増員で一貫した健診体制を作る
札幌市の乳幼児健診体制
司会 「保健婦のつどい」では,乳幼児健診に関する分科会を長い間取り上げて来ています。その中で,多くの発達保障だとか,大阪や東京の障害児への取組だとか,色々な問題を提起し続けて来た訳ですが,各地域で母子保健に対する取組がずっと強まっており,とりわけ公的な責任で子供の全面的な発達を保障する保健婦の取組が全国的に広がって来ていると,私達はこの「つどい」の中で確信を持って来ていると思います。
そういう中で現在「母子保健法」の改正という問題が大きく出て来ている訳で,今回もこれだけ分科会への参加者が多いという事は,それだけ「母子保健法」改正に伴う危機感が強いという事が言えるんじゃないかと思います。
大勢の参加者でこの分科会を進めていく訳ですが,司会の方では大ぎな柱を3つ位考えています。
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