特集 健診は住民1人1人のものになっているか
健診と住民の組織活動をめぐって
事例2をめぐる討論
pp.368-385
発行日 1986年5月10日
Published Date 1986/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207160
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健診結果の住民への返し方(活動のスタート)
境界域の者にとって検診は年1回の行事にすぎなかった
城田 当初は総合検診の中のBとかCという結果が,郵送されてきたんですが,私がはじめてうけた年に,そのBとCの人は何々会議室へいついつ出てきなさい(笑)。そのとき結果を返してくれたんです。
「こういう高血圧の前段の人達は危険があるので気をつけなさい」とそのとき言われたんですけども,それが1年に1遍。翌年,やっぱり総合検診やると,又私はBだった。その翌年はもう説明会はなかったんです。はじめのときは,どうしてあなたがBなのかという数字の,例えば140だからBだとかと一応説明してくれましたけれども,翌年からはそういう説明がなかったんです。
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