特集 地域を想い,住民の中で息づく保健婦を
Community basedを貫いた島根県の保健婦教育
〈卒業生の実践の記〉
理想に向かって仲間と刺激しあって
魚谷 幸枝
1
1島根県川本保健所
pp.938-939
発行日 1985年11月10日
Published Date 1985/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207073
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保健婦になって9年目を迎えたが,その間3か所の保健所をかわった。どこの保健所も忙しく,今日は母子の検診,明日は成人の健康教室,あさっては精神のデイケアと,テレビのチャンネルのように切りかえて働く毎日である。そんな時に学院で受けた教育が実践でどう生かされているかを書くことになってはみたものの,何をどう書いていいのか正直いうと困った。学生時代あまり熱心ではなかったし,それなりにいねむりもしたし……。
そこで学院で習った健康管理論のノートをひもといてみた。日ごろノートを開くこともなく過ごしてきたが,そこには忘れもしない地区診断の方法・技術について書いてあった。
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