特集 保健婦学生がインタビュー 先輩が語る戦後の活動の軌跡(4)—19都県・25人の証言
中四国
地区組織とともに歩んで28年—高須賀カヲルさん(愛媛県)
宇都宮 百合
1
,
大西 淳
1
,
田中 昭子
1
,
中川 妙子
1
,
前多 秀子
1
,
三好 万喜枝
1
,
渡辺 佳子
1
1愛媛県立公衆衛生専門学校保健婦助産婦科
pp.335-340
発行日 1985年5月10日
Published Date 1985/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206992
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はじめに
昭和59年12月,臨地臨床実習を終えて3か月ぶりに学校に戻った私たちは,午後の暖かい日差しが入る保健婦実習室に,保健婦の大先輩,高須賀カヲルさんを迎えた。
高須賀さんは川内町で生まれ育ち,地元の保健婦として28年間住民のために活動され,現在もなお地域のリーダーとして力を注いでおられる。「私は,何もしていないんですけどね。これをした,あれをしたってことは何もないんですけど,一日一日積み重ねて,何年かたって初めてよかったと思うくらいですね」と謙虚に語り始められた。
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