グラフ 組織づくりシリーズ・41
研究会のもちかた4・講師—依存から活用へ—石川県わのめ会の実践から
国分 恵子
1
,
松下 拡
2
,
菊地 頌子
3
1石川県七尾保健所
2松川町教育委員会
3城東保健所
pp.889-896
発行日 1984年11月10日
Published Date 1984/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206908
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
組織活動とか 住民主体とかということが頭の中では何となくわかったような気がしてもいざ実際の場に立つと具体的にどうしてよいかわからなくなってしまうという経験がよく語られる.そのことをのり越えるには 数多くの実践を積み重ねなければならないだろうが ただ実践をつみ重ねるというのではなく「住民自身の組織活動として深まる」ことに関する課題をもちながら実践を研究する(他人の実践と自分の実践をかみ合わせるような)保健婦自身の学習がどうしても必要である.そのような意味で今継続してとり上げているのが 住民の組織活動を支えることのできる保健婦としての実力を身につけるための保健婦自身の研究会のもち方についてである.今回は石川県の有志保健婦による自主研究会である「わのめ会」の様子をとり上げて考えてみる.この研究会は昭和44年に発足し地理的な困難を「わのめ会通信」でカバーしながら根気よく継続してきている長い歴史をもつ研究会である
Copyright © 1984, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.