グラフ 組織づくりシリーズ・28
実践事例14・個人の問題を共有できる家庭看護教室へ
松下 拡
1
,
菊地 頌子
2
1松川町教育委員会
2城東保健所
pp.729-736
発行日 1983年9月10日
Published Date 1983/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206724
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家庭看護教室は保健婦にとって決して事新しい活動ではない.むしろ連綿と続いてきている活動といったほうが正鵠を得ているであろう.それがなぜか 最近脚光を浴びだしている.地域に看護ニーズが高まっておりその背景に高齢化社会化とその対応としての老人保健法の施行や 医療の技術化の帰結としての慢性疾患患者の居宅化などの社会現象があり 老人や障害者や慢性の疾患をもつ患者のケアは家族の双肩にずしりと重い.これら地域の中に散在している数多くの家族の悩みなり問題を共通のものとしてつなげていく場として あらためて家庭看護教室が見直されてきているのだと考えるのだが どうだろうか.
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