特集 生活を根っこで支えた活動
栃木県那須地区の開拓保健婦に学ぶ
栃木県における開拓保健婦のあゆみ
伏見 美那子
1
1富士通那須工場保健室
pp.836-838
発行日 1982年10月10日
Published Date 1982/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206585
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第2次世界大戦後の社会情勢の混乱のなかで,極度の食糧不足のための食糧増産と,戦災者,海外からの引揚者,復員軍人などにより失業者が増加し,国は失業対策を緊急に樹立しなければならなかった。そして昭和20年11月閣議決定により緊急開拓事業が実施された。これにともない,開拓地入植者の営農振興をはじめ生活環境施設,保健衛生施設,教育施設などの整備を含む包括的な事業が助成体系のもとに実施され,開拓保健婦制度もこれらの助成措置の一環として,昭和22年度にへき地開拓農民の保健衛生および生活指導の目的をもって発足した。
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