特別企画 在宅老人の機能回復を願って
これからの老人問題をめぐって
吉田 寿三郎
1
1日本ウエルエージング協会
pp.230-236
発行日 1982年3月10日
Published Date 1982/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206490
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戦後抗生物質を頂点とする西洋治療医学の進歩のすばらしさに目をみはったことであった。幼ないあるいは老いという正常な弱ささえついて身辺の感染症,肺炎などが容赦なく弱者を淘汰し人生は50といわれ,70で"古稀の祝い"をした。これはつい30〜40年前までのことであった。それが,抗生物質の出現によって事情は一変し自然の淘汰力を人力は著しく制圧できることになった。
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