特集 老人・成人をめぐる保健婦活動
活動報告
脳卒中登録による脳卒中予防対策の評価
関 龍太郎
1
,
小谷 勉
2
,
新田 則之
2
,
森広 美恵子
2
,
内藤 閑
3
,
岩田 佳代
3
,
野津 弘子
3
,
多田 学
4
1島根県公衆衛生課
2松江保健所
3島根県八束郡八雲村
4島根医科大学環境保健学教室
pp.922-930
発行日 1981年11月10日
Published Date 1981/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206433
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
島根県の一農山村である八雲村においては1958年来,脳卒中予防対策が実施されている1〜3)。1958〜68年は保健婦による"健康相談と血圧測定"を中心に展開され,特に必要と考えるもののみ保健所が2次検診を実施した(2次検診1958年〜107名,1968年〜43名)1)。
1969〜71年は全国6県で実施された"脳卒中特別対策事業"の指定を受け対策が実施された。受診者数は1次検診1,008名,2次検診289名である。保健婦活動の面では集団検診の総稼動時間に占める割合が11%(‘68年)から20%(‘69年)と増加した。
Copyright © 1981, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.