論考
松江保健所における脳卒中予防対策の現状と問題点
小谷 勉
1
,
関 龍太郎
1
,
長岡 美津江
1
,
熊谷 成男
1
,
恩田 晴夫
1
1島根県松江保健所
pp.400-405
発行日 1978年6月15日
Published Date 1978/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205627
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はじめに
脳卒中による死亡は,わが国では昭和26年来,死因の首位を占めている.多くの研究者によって,「高血圧の総合的対策」を実施するならば,脳出血,脳梗塞のいずれも減少すること,また,日本人の脳卒中には,欧米とは異なった特異性のあるにとが明らかにされている1)2).
島根県松江保健所においては,1960年来脳卒中対策をおしすすめるとともに,管内各地において行政的研究をおしすすめてきた3〜14).今回は,その概略について述べる.
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