活動報告
鹿屋市における成人病にかかわる保健婦活動
宝満 蒼生子
1
1鹿児島県鹿屋市役所国保年金課
pp.662-667
発行日 1975年10月10日
Published Date 1975/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205651
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I.はじめに
昭和30年以後今日まで我が国の経済社会は極めて大きな変化をとげました。大都市はもちろんのこと,地方の町村の人々の仕事も,生活も変わりました。特に農村地帯の食生活は都市並みになった所や,依然として昔と変わらない地帯もすみずみには残っているありさまです。
私が住みそして保健婦活動を続けている鹿屋市は,九州の最南端大隅半島の中心都市で,広く農村地帯を包み込んだ町村の集まりといってよいでしょう。市民の食生活はやはり複雑多岐にわたり,この経済成長の時の流れと同じく成人病は急激に増加しています。この10年間保健婦活動の重点は成人病対策でした。ここでは昭和41年来のこれらの活動の概要を御紹介申し上げてみたいと存じます。
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