活動報告
永源寺町における保健婦活動—寄生虫との取組から
松吉 利子
1
1永源寺町役場
pp.668-670
発行日 1975年10月10日
Published Date 1975/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205652
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1.はじめに
我国の寄生虫の感染が一般的に激減したことは事実である。本町では昭和42年より寄生虫特別対策地区として検査,駆虫,殺卵剤投入,衛生教育等の事業を進めてきたが,いまだかつて保卵者は減らず,疾病,症状を訴える事例に遭遇し,保健婦として寝たきり,単身老人,脳卒中患者,成人病,母子,精神病,結核等地域の看護ニードのほかに,この寄生虫も地域のニードとして対応していかねばならない実状にある。ここに本町の山間部(人口1,000)の実態を報告し,いかに対処していけばよいのかを考えていきたい。
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