座談会 もう少しプロとしての執念を
保健所医師は保健婦をどうみるか
松野 かほる
1
,
大島 健次郎
2
,
小田 正裕
3
,
木村 香須美
4
,
竹山 敬始
5
,
村山 正子
6
1公衆衛生院
2岐阜県関保健所
3北海道旭川保健所
4横浜市緑保健所
5川崎市高津保健所
6東京都東村山保健所
pp.609-625
発行日 1975年10月10日
Published Date 1975/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205643
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
本誌 きょうはお集まりいただきましてありがとうございます。私どもが取材している中で,保健婦に対する批判が,患者さんからも,同じ保健医療チームからもいろいろ出ている。ある地区によっては,保健所の所長クラスから,保健婦というのは3つの仕事の仕方があって,その1点2点は非常にナチュラルで,行政的な仕事とか,住民からの要求にこたえた仕事ぶり。第3点として趣味で仕事をしていると,これは取り方によっては大変厳しい批判があるわけです。実際に保健婦に対する批判は強ければ強いほど,裏返せばそれだけ期待感があるんだというふうにもとらえてみたんです。
たまたま松野先生のところで,こういう話を聞いたことがあると言ったら,たまたま先生も医学科の学生さんとそういうふうな話が出たと伺い,じゃそこいらをもう少し誌面で展開してみたら大変おもしろいし,保健婦さんにとって大変に有益な問題提起になるかもしれない。そんなふうな話がだんだん発展してきょうお集まりいただいたわけです。
Copyright © 1975, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.