活動報告
種痘接種部位のワクチン拭き取りについて
千原 博子
1
1柏原市民生部環境衛生課
pp.798-799
発行日 1973年10月10日
Published Date 1973/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205381
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はじめに
柏原市において,種痘接種は,春,秋と年2回実施している。昭和45年度から接種方法も多圧法に改善され,接種年齢も2歳まで延長されるようになった。このために,普通2歳までに2〜3回の種痘接種の機会が得られ,体の都合のよい時に,会場で接種ができる。しかし,予防接種実施規則第5条によると,接種部位は予防接種を受けた後およそ10分から15分までの間着衣しないで露出し,火気,直射日光などによらないで自然に乾燥させる事,となっている。この方法を実施していると,集団接種の会場において,次のような問題が生じた。
1)乾燥させるための別室,及びその管理者が必要である。しかし,現在の幼稚園では教室がない。もしあっても狭い。
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