特集 看護業務の明確化に取り組もう
話しあい
専門職として自負できる実態か
小林 富美栄
1,2
,
嶋崎 佐智子
3
,
五十嵐 セツ
4
,
大野 絢子
5
,
北尾 玲子
6
1日本看護協会
2東京女子医大看護短大
3東京警察病院
4東大医学部保健学科
5群馬県立福祉大学校
6神奈川県大和保健所
pp.738-747
発行日 1973年10月10日
Published Date 1973/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205371
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本誌 小林先生に主旨を書いていただいたものをもとに,これから具体的に検討してみようと思います。わたしどもがお願いに行ったときに申し上げたように,看護業務そのものを,もう少し看護職自身の手で明確にしていくということ。ただ観念的に法律論的にやるのではなくて,実態というものをふまえながら,実際の活動の現場を一つ一つ見証していくような形で,明確にしていくという試みが必要じゃないかと思います。
過去5年間の関係雑誌を,きのう大急ぎで調べてみたのですけれども,業務というものを,わたしどもがこれからやろうとしているような方向で取り組んだものがなかったのです。どうしてなのか考えてみると,やはりやるのがむずかしいということ。もう一つは,具体的にそういう問題を突っこみ始めると,やはりある意味ではチームもかきまわさなければならないだろうし,傷もつくかもしれない。
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