特集 荒廃する対人保健サービス
静岡県にみる保健所統廃合の実態と保健婦活動
病院と保健所の連携を
新村 由美子
1
1静岡市南保健所
pp.399-401
発行日 1973年6月10日
Published Date 1973/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205299
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はじめに
静岡県は全国的には医療水準は低いが,中心地である静岡市は比較的恵まれているため,市民のニードに対して,保健所で取り上げられない場合,「保健所ではしていませんから○○○へ行くように……」と紹介してしまう傾向が強い。そしてその結果が,病院の側からも,市民の側からもかえってこないで,そのままに終わりがちで,住民と密着した関係がうすく,また町村の保健婦と比して保健婦の受持人口も多く"政令市はやりにくい"ということで,自分たちで仕事をやりにくくしていたことを感じ,他機関との連携の方法について,この機会に取り上げてみた。
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