特集 ハイリスク妊婦の看護—大阪府立母子保健総合医療センターの実践
保健所との連携—退院後の育児支援
中西 眞弓
1
1大阪府立母子保健総合医療センター企画調査部地域保健室
pp.566-570
発行日 1992年7月25日
Published Date 1992/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900608
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はじめに
ハイリスク妊産婦,極小未熟児,疾病新生児は,退院後も長期に児の健康・成長発育面や母の心身共の健康・愛着形成・養育面で問題が持続することが多い。そのため,当センターでは各部門と保健所が協力してハイリスク母子に対して長期フォローアップを行なっている。
その目的は,①医療と保健の連携による患者サービス向上,②長期的予後からみた周産期医療の評価,③医療と保健が連携した周産期地域母子保健システムの構築,④大阪府の母子保健水準と技術の向上に寄与すること,である。
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