報告
看護要求量の多い患者の継続看護
福間 和美
1
1京都市北保健所
pp.146-149
発行日 1973年2月10日
Published Date 1973/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205235
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はじめに
総合保険医療,総合看護への方向づけがなされているなかで,看護活動においても患者のニードによって,継続した看護計画による看護が要求される。患者のなかには病院・家庭の事情で看護量の多い状態のままで退院する患者がいる。本事例は脳性麻痺による意識障害をきたし,軽快の見込みがなく,昏睡状態のために鼻腔栄養を要する状態のまま退院した幼児であるが,45年4月以降,入院中の主治医,病院保健婦,退院後の主治医などとの連携のもとに看護を継続してきたので,この経験を検討することによって,保健所保健婦の保健指導と役割を考えたい。
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